2014年9月1日月曜日

◆段落番号の選択方法

自動で段落番号を振っていると、1から再度振りなおしたいことが良くある。

当然はword様はそんな事はオチャノコサイサイ。

以下のようなコンテキストメニューを用意している。
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しかし、このコンテキストメニューを出すには段落番号を選択状態にしておく必要がある。
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問題はどうやってこの選択状態にするのか・・・。

番号をドラッグするなんて常識的な技はWord様には通用しない。

あきらめて、リボンから設定するのも1案だ。
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色々ドラッグしてたりすると、たまたま選択できることがあるので、方法あるのは確かなのだが・・・。

色々とこねくり回した結果、以下の方法を発見。

以下のような感じで段落番号の上にカーソル(キャレット?)を置いた状態でシングルクリック。
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ん~、またしてもWord様敗れたり!!

2011年4月28日木曜日

◆ショートカットキーの確認

Word様の得意な機能にマクロなんて超先進的な機能がある。

この機能のおかげで他のOFFICEソフトやGoogleDoc等の追随を全く許さない。
好きな操作をマクロにしてショートカットを割り当てればどんな操作も一発完了。

このあいだも段落削除の機能を作ってショートカットに割り当てた。
ショートカットはマクロを作るときに同時にアサインできるので非常に便利だ。

さて、今日おもむろにWordを開いて早速段落を削除しようと思ったのだが、アサインしたショートカットキーを失念してしまった。
マクロを作るときにアサインしたのだからマクロを見れば判るだろうと思ったのだが、マクロ関連の画面にそれらしきものは見つからない。

なぜ?と思ってみても始まらないのでアチラコチラ探してやっと見つける。

「Wordオプション」「リボンのユーザー設定」「ユーザー設定」「分類リストボックス」でマクロを選択。
「マクロ」で該当のマクロを選択すると「現在のキー」にショートカットキーが表示される。

ん~、リボンの設定などした覚えは無いのだが・・・・。

などと思ってはいけないのだろう。

2011年4月14日木曜日

◆キーボードでの段落削除

Word様はワープロソフトなのでキーボードで操作するのが基本だ。
文字入力中にマウスに手を伸ばすなんて野暮なことはしたくない。

そんなことは百も承知のワード様、各種ショートカットを取り揃えている。
試しに Ctrl + Alt + T なんて押してみよう。
トレードマークのTMなんてのが挿入される。
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こんな一生に一度使うかどうかも判らない機能にまでショートカットを用意しているWord様の事だから、段落選択やら段落削除やらなんて当たり前にできる。

と思ったのだが、見つけられない。
無いのでは無い、見つけられないのだ。(Word様に限って無いはずがない)

仕方が無いので以下のマクロにショートカットをアサインして急場を凌ぐ。
(見つけられない私をお赦しください。Word様)

Selection.Paragraphs(1).Range.Delete

2010年11月16日火曜日

◆文字間隔の憂鬱

Word様の文字間隔の扱いは難しい。
まぁ特に知る必要もないだろうとタカをくくっていたのだが、基本的な部分は知っておかないとちょっとしたことでつまずく。
 
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この1行目と2行目の文字間隔の違いが判るだろうか。2行目のほうが微妙に詰まっている。
気にしなければ良いのだが、気になりだすと妙に気になる。2行目の数字が半角なのかと思い、一生懸命全角で上書きしても直らない。
実はこれ、1行目の数字が半角なのである。
Word様は我々が文章を読みやすいように半角英数字と全角文字の間は間隔を広げるという素晴らしい機能を持っている。普段何の気なしに使っているとなかなかその素晴らしさに気が付かない。
上記の例もIMEの気まぐれでたまたま異なった文字種で変換されて発覚した。

これを機に文字間隔の仕組みを理解しようと調査したのだが、なかなか難しい。半ば「やっぱりどうでも良いや」と思いかけたが、何とか自分なりに纏めてみた。

まずは基本的な決まりから。

  1. 文字数を指定しなければ文字間隔はゼロ


    文字数の指定は「ページ設定」にて「文字数と行数を指定する」を選んだ時に指定できる。(原稿用紙の設定にするでも文字数は指定できるようになるがとりあえず割愛)
    なので、デフォルトの「行数だけを指定する」の場合は文字間隔はゼロ。
    1文字のサイズ(デフォルトでは10.5pt)×文字数がページ幅と一致しないときは、その余りが各文字に均等に割り振られる。
  2. 文字数を指定した場合、ページ幅÷文字数


    指定した文字数で均等幅となる。字送りは下記の例でいくと11.5pt。
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  3. 字送りを指定した場合は指定したサイズ


    字送りのサイズでページ幅が割り切れなかったときは右端が空いたまま。(余白が広くなるわけではなさそうだ)
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    ただし、段落設定で「1行の文字数指定時に右のインデント幅を自動調整する」をオフにした場合は、余りは各文字に均等に割り振られる。
    なので、このオプション、正確に言うと「文字数と行数を指定するオプションを指定し、字送りを指定した時に右のインデント幅を自動調整する」ではなかろうか。
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  4. 標準の字送りを使用した場合は文字間隔はゼロ


    ページ設定で「標準の字送りを使用する」をチェックした時は標準の字送り(即ち、通常は10.5pt)が使われる。1と違い、余りがあった場合は右余白が広くなる。
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    上記の指定で行くと、文字数の指定可能範囲が(4-48)となっているので10.5ptでは48文字入ることが判る。そこへ26文字の指定をしているので約12文字分右余白が広くなる。

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    ちなみに、この「標準の字送りを使用する」オプション、一度設定して開きなおすとチェックが外れている。
    このような動作をする箇所がWord様、実に多い。本来そのような動きをするときに使うコントロールはチェックボックスではなくボタンである。
    「字送りに標準スタイルのフォントサイズをコピーする」というボタンにすれば明快であろう。
    Word様が悪いのではない、きっと「この画面作っといて」っと丸投げされた新人君が設計したのだろう・・・。

さて、ここまでが基本的な文字間隔の話。お気づきと思うが上記はすべて単一のフォントサイズを使用した場合の話である。途中でフォントサイズを変えるとそこでまた話がややこしくなるのだ。
以下はフォントサイズを変えた場合に1~4がどうなるかという話。

  1. もともと成り行きの設定なので文字間隔ゼロで字送りは各フォントサイズ。
    バラバラな文字サイズを足していって右端まで行き、余りがでたら各文字に均等に割り振る。(たぶん文字サイズに比例せず均等に割り振るのではなかろうか)
  2. 字送りが10.65となっているので文字間隔は11.5 – 10.5 = 1.0
    この文字間隔はすべてのサイズの文字に使われるので、
    ページ幅 = 各文字のフォントサイズの合計 + (文字数 × 1.0 )
    余りが出た場合は以下の結果をみると1行目と2行目の文字間隔がずれているので、各文字に均等に割り振られているようだ。
     20101117234635
  3. 指定した字送りで文字間隔が決まる。右端の余りはやはり、「1行の文字数指定時に右のインデント幅を自動調整する」の指定で決まる。
  4. 文字のサイズが変わって余りが出た場合、余白のサイズはこれ以上変わらず、各文字に割り振られるようだ。

これで文字サイズを変えた場合の話は終わるのだが、文字間隔の話はまだまだ終わらない。

次は、段落の最終行の扱い。Word様の段落最終行の扱いは摩訶不思議。
まずはページ設定で「行数のみを指定する」の上記パターン1の時。
20101118224055

最終行のみ文字間隔がずれている。
調べてみたところ、この最終行の文字間隔は「オプション」「詳細設定」「表示」の以下のオプションに影響を受けるらしい。
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これをオフにすると、
20101118224737 

ほんの少しだがずれが縮まったのがお分かりだろうか。
もう「だからなんだ!!」という世界なのだが・・・。もしかするとこれはWord様が意図していない可能性すら感じさせる。

次にパターン2でオプションをオフ。
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パターン2でオプションをオン。
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パターン3でオプションをオフ。
20101118225723 

パターン3でオプションをオン。
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もうどうでも良くなってきているがここまで来ると意地なのでパターン4のオフ。
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パターン4のオン。
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結局のところ影響があることは分かったがその法則性は見いだせなかった。
このオプションをオンにすると最終行も文字間隔が揃うような情報も見かけたが私が試した限りにおいては完全に揃うことはなかった。

Word様お得意の気まぐれで他のパソコンでやるとまた違うのかもしれない。
どちらにしてもあまり有用なオプションではなさそうだ。

ここまで色々とみてきたが、これまでの文字間隔をぶち壊してしまう機能がWord様には存在する。
それが禁則処理。行頭に「。、」が来ないようにしたり英単語の途中で改行しないようにする処理である。
20101118231318 

このように1行目の文字間隔をスカスカにしてしまう。
この禁則処理をするかどうかは段落設定にある。
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オプションボタンを押すと禁則処理の詳細が設定できる。
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段落設定を見てみると、ここでようやく私がつまずいた「日本語と数字の間隔を自動調整する」というオプションがある。
これによって、全角よりも半角のほうが間が空くという現象が生まれたわけだ。

他にも文字間隔に影響しそうなものとしてフォントの種類がある。
固定幅フォントとプロポーショナルフォント。
プロポーショナルフォントも漢字などは固定幅になっているようだが句読点がない文章はないだろうから必ずずれてくる。

あと、欧文フォントはカーニングされるので、ここでも微妙な文字間隔のずれが発生する。

ふぅー・・・・。

まだまだきっと他にもありそうだが主だったところは、こんなところではないでしょうか。
なんか結局のところ、最初の認識通り文字間隔なんてこだわらないのが最善って結論ではないでしょうか。

そもそもこんなにいろんなオプションが必要なのだろうか。
どうせあっても誰にも使いこなせないと思うのだが・・・。

Word様ってすごーい!!

2010年11月15日月曜日

◆行送りの憂鬱

Word様と付き合うには行送りが避けて通れないのだが、これが結構わかりづらい。

行送りというのは実際は行の高さの事である。文字を選択した時に反転する部分と思えば判り易い。
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Word様はこの行の高さを先祖代々受け継がれた秘伝の技で決定する。

●ページ設定の「文字数と行数の指定」で「標準の文字数を使う」を指定した時
  
「行内の最大フォントサイズで決まる」
  image20101115230042

●上記以外
  ●段落設定で「1ページの行数指定時に文字を行グリッド線に合わせる」がオフ
    「行内の最大フォントサイズで決まる」
  
●オン 
     image
    「(ページ設定の行送りのサイズ)掛ける(段落設定の行間で指定した行数)になる」
    フォントサイズが大きくなり収まらない場合は2行分、3行分、と1行単位で大きくなっていく。

ただし、段落設定にて行間に「固定値」を指定した場合は上記の指定いかんに関わらず、「指定した固定値になる」
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◆メイリオの怪

Vistaの時に鳴り物入りで登場したメイリオフォント。
たしかに見やすいと思うのだが、Word様はメイリオが嫌いだ。

メイリオを使うとWord様はこんな意地悪をする。

MS明朝
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メイリオ
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どちらも10.5ptサイズなのにメイリオのほうは行の高さが2倍になってしまった。
だいたいの人はここで行き詰まりメイリオフォントの使用を断念するのではなかろうか。

この2行に跨る表示というのは、通常フォントサイズをある一定以上大きくしたときの動作である。
メイリオフォントは上下の空きが他のフォントよりも大きいのかもしれない。

さしあたって、2行に跨るのを回避するにはページ設定にて行送りを21ptにすると良さそうだ。
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2010年11月13日土曜日

◆「文字の色は段落書式?」の怪

先日、他人の作った文書をメンテナンスしていたところ不思議な現象に出会った。

文字列をコピーするとなぜか書式がコピーされないのである。
通常こんな文字を選択して、
20101112103553  
後ろに貼り付けるとこんな感じになる。
20101112103622

ところがその文書、いくら文字を選択して貼り付けても、文字はコピーされるものの書式がコピーされないのである。

かなーり悩んだ結果、どうやらスタイルとして登録されている文字の色はコピーできないようなのである。

たとえば、
20101112104119

引用文2というスタイルが適用されたこんな段落の文字を選択して、
20101112104300

後ろに貼り付けるとこうなる。
20101112104426
斜体は維持されているものの、文字の色が消えている。

当然段落毎コピーすれば文字の色もコピーされる。
同じ範囲を選択して書式のコピーをすれば文字の色もコピーされる。

自分で作ったスタイルについても現象は同じである。
文字の色って文字書式じゃないの?

あいかわらず不思議なWord様なのでした。